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ニーベルングの指環 [クラシック音楽]

日本では何故か年末になると何とかの一つ覚えのように第九、第九。。。。。
第九ってそんなに気楽に聴くような曲じゃないと思うんだけどねぇ。。。。。
ここのところ年末になってもCDで第九を聴くことがあまりなくなりました。
で、今年の年末。
この時期になってもまだ仕事が片付かず、
って言うか、正月も箱根駅伝見ながら仕事確定なわけですが。(--;
まあそれは置いておいて、この年末はクラシック音楽のCD、DVD総動員で
せっせと仕事。
で、とうとう手を付けてしまったリング全曲。
01.jpg
ワーグナー・楽劇「ニーベルングの指環」全曲
バイロイト祝祭管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(指揮)
演出:ハリー・クプファー 他
1991、1992年バイロイト祝祭劇場ライヴ
02.jpg
左から「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」。
全4作でDVD7枚組、900分超えの超大作。
個人的に一番好きなワーグナーは「トリスタンとイゾルデ」で
持っているセットもこれが一番多いんですがもちろんリングも大好き。
ただ如何せん長い。。。。。
こいつを聴くには相当な覚悟が必要です。
このDVDセットも久し振りに取り出しました。
演奏自体はベームとかフルトヴェングラーとか良いものは他にあるんですが
映像付きで音質抜群というのはこの超大作を聴くのに相当大きなアドヴァンテージ。
やっぱりいいわぁ、リング。
これをずっと流しながらコツコツ仕事をしている今日この頃です。

・・・・・リンク張るために検索したら
現役盤はDVDじゃなくてブルーレイなんだね・・・・・。




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昔のクラシック音楽コンサートの黄金プログラムと言えば・・・・・ [クラシック音楽]

前プロで「フィンガルの洞窟」とか「モルダウ」とかの名曲があってからの
シューベルトの「未完成」、休憩後にメインプロのベートーヴェンの「運命」。
名曲コンサートの黄金プログラム。
レコード(当時はCDなど無くまだLPレコードの時代)のカップリングでも
「未完成」「運命」コンビが多かったなぁ、と。
今では考えられませんかねぇ。
30年前くらいはそうだったんですよぉ。
ちょっと変化球で前プロ、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲からの
メインで運命とか新世界とかも多かったけど。

昨日の仕事のBGMで久し振りに「未完成」「運命」カップリングのCD聴きました。
「未完成」はシューリヒト、ウィーンPO、運命はモントゥー、ロンドンSO。
どちらも”彼の時代では”スタジオ録音では大風呂敷広げないでスコアに忠実な
演奏をしていた指揮者。
今でも安心して聴くことができます。
運命第1楽章の展開部に入るところでいきなり「ファンファーレか??」と
ちょっとドキッとするところがあるのはご愛敬。
モントゥーのベートーヴェン・シリーズ
(第9だけウエストミンスターレーベル、他はデッカ)、
大雑把に言ってウィーンPOとの物はあまり面白くなく
手兵のロンドンSOとの物はなかなかいいです。
面白いもんですねぇ。
世間一般では世界のウィーンPOが悪いはずがなかろう、と思うでしょう。
でもこのシリーズに関しては世界のウィーンPOよりもロンドンSOの方が全然いいです。
この運命はロンドンSOとの物。
世紀の名演とは言えませんが安心して聴くことのできる良演です。

そう言えばこのシューリヒトの「未完成」とカップリングで
ショルティ、ウィーンPOの「運命」の”カセットテープ”も持ってたなぁ。
エアチェックとかではなく”商品の”カセットテープを買ったやつ。
昔はカセットテープの音源も売ってたんですよねぇ。
懐かしい。。。。。
この運命が当時は他の名演も知らずに聴いていたので「こんなもんか」と
思っていましたが、他を知ってしまうと。。。。。
恐らく二度と聴くことはないでしょう。
ショルティのベートーヴェン、あらゆる意味で全くありえん。(^^;

という訳で、昨日は懐かしい音盤を引っ張り出して聴きながら仕事をしていました。
「未完成」「運命」のプログラムってもうないのかな?
プラス「新世界」の三大交響曲コンサートはたまに目にするけど。

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ホロヴィッツのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番 [クラシック音楽]

ラフマニノフのピアノ協奏曲。
超有名な2番よりも3番の方がずっと大好きなへそ曲がりな人。(^^
甘~いロシア・ロマン派に浸り人は2番、超絶技巧を楽しみたい人は3番みたいな感じ??

そのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
新しい(新しめ)のアルゲリッチもアシュケナージもキーシンも悪くないけど
(最新盤は1枚も持っておらず(^^;)
いまだこの曲に関してはホロヴィッツの3枚があれば事足りてしまう自分。

ホロヴィッツ(ピアノ) コーツ、ロンドン交響楽団(1930)
            ライナー、RCA交響楽団(1951)
             オーマンディ、ニューヨーク・フィルハーモニック
(1978(L))

知る限り何故かラフマニノフのコンチェルトは
この3番しか録音を残さなかったホロヴィッツ。
好きな曲なのでちょくちょく聴きますが、他の演奏もたまに聴くことはあっても
メインはやっぱりこの3枚。

一番安心して聴くことができて、いつ聴いても「やっぱりホロヴィッツすげぇなぁ」と
思うのは51年のライナーとの共演盤。
モノラル録音後期のものですが音質は良く十分鑑賞に堪えうるもので、
今でも十分聴く者を納得させ得る演奏ではなかろうかと。

ライヴ感が加味される78年のオーマンディとの共演盤は
そろそろホロヴィッツのテクニックにも綻びが散見される頃のものですが
それでもライヴのホロヴィッツを聴くことができる貴重なもの。
でも、オーマンディのサポートは30年代のラフマニノフの自作自演の
演奏のものの方がずっと素晴らしくこれがベストとは言えないかなぁ、と。
良いんだけどなんか煮え切らない、という贅沢な悩み。(^^;

で、30年のコーツとの共演盤。
1930年、今から87年前の録音!!
当然SPレコードの時代で録音は心細いですが
ホロヴィッツのピアノはこれが一番素晴らしい。
1936年のワルターとのブラームスピアノ協奏曲第1番のライヴ盤共々
ホロヴィッツの若かりし頃の恐ろしさを伝えてくれる伝説の1枚。
51年のライナー盤は十分に聴く者を納得させ得る演奏だとすると
この30年盤は聴く者皆を茫然自失させる強烈な演奏。
今でも現役盤ってあるのかなぁ?と思って調べたらありました。
古い録音を聴くことが苦でない方でまだ未聴の方は聴いておくべき1枚だと思います。
パチパチノイズ、最新のデジタルステレオ録音しか無理!
という方は黙ってUターン。(^^

という訳で、当ブログのクラシック音楽ネタ、
ホント毎度毎度古い録音ばかりで申し訳なし。
ここのところ新しい音盤全然買っていないもので。
新しい録音を聴くのはほぼ放送で流れているのみ。(‐‐;
でも、この辺は持っておいて損はない歴史的音源だと思いますよ。

で、また例によってこの記事を書き終えた後に
以前同じようなことを書いた記憶があるなぁと思って調べたらやっぱりありました。
10年以上前の記事。
やっぱり10年経っても全く感性が変わっていないようです。(^^
って言うかこのブログ、もう10年以上やってたんだね。(爆)








<追記>
次回の記事更新、普段は2日に一度、夜半から明け方にかけての更新ですが
所用があり昼前後の更新になる予定です。
いつもよりも遅めの更新になりますが、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

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メンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」 [クラシック音楽]

ここ20年?30年??くらいは好んで聞く曲の一つになっていますが
若い頃はチンプンカンプンで何が良いのか全く分からなかった
メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」。
ある日突然変異でいきなり目覚めたのはトスカニーニ、NBC交響楽団のCDのおかげ。
これはかの名演と誉れ高き「イタリア」のカップリング。
でも「イタリア」はしょっちゅう聴いても「宗教改革」はあまり聴いてなかったんだよねぇ。
何故か。
それ以前にカラヤン、ベルリンPOのCDしか持っていなくてそれしか聴いたことがなく
これがもうそれはそれはクソつまらない演奏で全く良い曲だとは思わなかったから。(^^;
でもね、ある日きちんとトスカニーニの演奏を聴いたらそりゃぁもうビックリさ。
すげぇいいじゃん、この曲。(@0@
それ以来20年以上この曲を聴き続け、今ではトスカニーニの演奏も
録音を含めて物足りなくなりつつあっても目覚めさせてくれたことに大感謝。
今ではもっと良い録音で良い演奏もあるけど、
今でもウォークマンに入れている「宗教改革」はトスカニーニの演奏です。
ある意味、世評の「イタリア」よりも「宗教改革」の方が自分的には超名演。
曲を理解するのに良い演奏はやっぱり必要なんだなぁ、と
改めて実感させてくれた貴重な1枚です。

という訳で、最近全く更新していないクラシック音楽鑑賞の昔話でした。(^^

<閑話休題>
記事を書き終えてから以前カラヤンの「宗教改革」の記事書いたような記憶が・・・・・
と思い探してみたらやっぱりありました。
10年近く前の記事。(^^;
やっぱりカラヤンの演奏を滅多切りにしてトスカニーニを推してるねぇ。
10年経ってもこの曲に関しては全く印象が変わっていないようです。


メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」&第5番「宗教改革」[XRCD]

メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」&第5番「宗教改革」[XRCD]

  • アーティスト: メンデルスゾーン,アルトゥーロ・トスカニーニ,NBC交響楽団
  • 出版社/メーカー: グローバル・カルチャー・エージェンシー
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: CD



メンデルスゾーン:交響曲第1番&第5番「宗教改革」

メンデルスゾーン:交響曲第1番&第5番「宗教改革」

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),メンデルスゾーン,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/04/09
  • メディア: CD



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ブラームスって・・・・・ [クラシック音楽]

秋も深まり、晩秋のクラシック音楽と言えばやっぱり自分的にはブラームス。
ブラームス”おじさん”ほどおじさん心をくすぐる音楽を書いた音楽家はいません。

そう言えばブラームスってとかくベートーヴェンと比べられることが多くて
気の毒と言うかなんというか。
第1交響曲をベートーヴェンの「第九」に続く「第十」と評するのはまだしも
第2交響曲を「ブラームスの田園」とか第3交響曲を「ブラームスの英雄」とかって・・・・・。

第2交響曲第1楽章冒頭の「ニ-嬰ハ-ニ」のこの楽章の基本モチーフや
憂いに満ちた第2主題のどこが田園??
田園というよりは4番に通じる自分が大好きなブラームスの
「オヤジの哀愁」に近いと思うんだけど。

第3交響曲の英雄はもっと酷い。
1楽章冒頭の華々しさがそう連想させるのかもしれないけど、
全4楽章弱音で終結する特異なこの曲のどこが英雄的??
もしこの曲を英雄と称するのであればそれは英雄の終焉、英雄の末路??

強烈にベートーヴェンを意識して長い年月をかけて完成させた第1交響曲の
エピソードによってブラームスをベートーヴェンの後継者というのは
如何にも乱暴なこじつけでブラームスが気の毒すぎ。
元々の芸風が全く違うし。

それにしてもいいなあ、ブラームスの曲から感じるオヤジの哀愁。
交響曲ならば2、4番、ピアノ協奏曲の2番。
室内曲、器楽曲はあまり聴かないけど手持ちの中では
4つのバラード、7つの幻想曲、雨の歌やらクラリネット五重奏曲にピアノ五重奏曲、
どれもこれも"らしい"曲ばかり。
4つのバラードなんて20歳の時の作曲、こんな青春真っ只中な頃から既にこんなに孤独で
哀愁漂う曲を書くなんてやっぱりブラームスは根っからのオヤジの味方。
いいなぁ、ブラームス、この歳になって共感することが多くなった今日この頃。
ブラームスのベートーヴェン的な曲ではない曲が最近大好き。
秋が深まるこの季節にぴったりな曲の数々。(^^








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