SSブログ

ホロヴィッツのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番 [クラシック音楽]

ラフマニノフのピアノ協奏曲。
超有名な2番よりも3番の方がずっと大好きなへそ曲がりな人。(^^
甘~いロシア・ロマン派に浸り人は2番、超絶技巧を楽しみたい人は3番みたいな感じ??

そのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
新しい(新しめ)のアルゲリッチもアシュケナージもキーシンも悪くないけど
(最新盤は1枚も持っておらず(^^;)
いまだこの曲に関してはホロヴィッツの3枚があれば事足りてしまう自分。

ホロヴィッツ(ピアノ) コーツ、ロンドン交響楽団(1930)
            ライナー、RCA交響楽団(1951)
             オーマンディ、ニューヨーク・フィルハーモニック
(1978(L))

知る限り何故かラフマニノフのコンチェルトは
この3番しか録音を残さなかったホロヴィッツ。
好きな曲なのでちょくちょく聴きますが、他の演奏もたまに聴くことはあっても
メインはやっぱりこの3枚。

一番安心して聴くことができて、いつ聴いても「やっぱりホロヴィッツすげぇなぁ」と
思うのは51年のライナーとの共演盤。
モノラル録音後期のものですが音質は良く十分鑑賞に堪えうるもので、
今でも十分聴く者を納得させ得る演奏ではなかろうかと。

ライヴ感が加味される78年のオーマンディとの共演盤は
そろそろホロヴィッツのテクニックにも綻びが散見される頃のものですが
それでもライヴのホロヴィッツを聴くことができる貴重なもの。
でも、オーマンディのサポートは30年代のラフマニノフの自作自演の
演奏のものの方がずっと素晴らしくこれがベストとは言えないかなぁ、と。
良いんだけどなんか煮え切らない、という贅沢な悩み。(^^;

で、30年のコーツとの共演盤。
1930年、今から87年前の録音!!
当然SPレコードの時代で録音は心細いですが
ホロヴィッツのピアノはこれが一番素晴らしい。
1936年のワルターとのブラームスピアノ協奏曲第1番のライヴ盤共々
ホロヴィッツの若かりし頃の恐ろしさを伝えてくれる伝説の1枚。
51年のライナー盤は十分に聴く者を納得させ得る演奏だとすると
この30年盤は聴く者皆を茫然自失させる強烈な演奏。
今でも現役盤ってあるのかなぁ?と思って調べたらありました。
古い録音を聴くことが苦でない方でまだ未聴の方は聴いておくべき1枚だと思います。
パチパチノイズ、最新のデジタルステレオ録音しか無理!
という方は黙ってUターン。(^^

という訳で、当ブログのクラシック音楽ネタ、
ホント毎度毎度古い録音ばかりで申し訳なし。
ここのところ新しい音盤全然買っていないもので。
新しい録音を聴くのはほぼ放送で流れているのみ。(‐‐;
でも、この辺は持っておいて損はない歴史的音源だと思いますよ。

で、また例によってこの記事を書き終えた後に
以前同じようなことを書いた記憶があるなぁと思って調べたらやっぱりありました。
10年以上前の記事。
やっぱり10年経っても全く感性が変わっていないようです。(^^
って言うかこのブログ、もう10年以上やってたんだね。(爆)








<追記>
次回の記事更新、普段は2日に一度、夜半から明け方にかけての更新ですが
所用があり昼前後の更新になる予定です。
いつもよりも遅めの更新になりますが、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
nice!(103)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 103

コメント 2

コメントの受付は締め切りました
mimimomo

おはようございます^^
耳が良い人が羨ましいです。わたくしが聴いているスピーカーには夫も驚いています「よくそんなのが聴けるなぁ~」って(><;
by mimimomo (2017-02-28 07:15) 

haru

自分も貧弱な装置しか持っていませんが(^^;
それでもやっぱり良い演奏は録音の新旧に関係なく
どんな最新録音の凡演よりも素晴らしく聴こえます。
by haru (2017-02-28 07:52) 

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました