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ムラヴィンスキーのドイツ物 [クラシック音楽]

ここ数日の仕事のBGMはムラヴィンスキー。
ムラヴィンスキーと言えばロシア物な訳で当然そちらも聴きますが
CD棚を漁ったらドイツ物もそこそこあったので
そちらも何度もリピートでまとめ聴きしています。

ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」1974,9,15(L)
        交響曲第3番「英雄」1968,10,31(L)
ベートーヴェン 交響曲第4番 1973,4,29(L)(同日のチャイコフスキー5番併録)
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 1982,10,17(L)
        交響曲第7番 1964,9,19(L)
ブラームス ピアノ協奏曲第2番 P:リヒテル 1961,12,27(L)
ブラームス 交響曲第1番 1949
ブラームス 交響曲第2番 1978,4,29(L)
     (当日のウェーバー「オベロン」序曲、翌日のシューベルト「未完成」併録)
ブラームス 交響曲第3番 1972,1,27(L)
      交響曲第4番 1973,4,28(L)
ブルックナー 交響曲第7番 1967,2,25(L) ソヴィエト国立交響楽団
      (1968「ドンジョバンニ」序曲併録)
ブルックナー 交響曲第8番 1959,6,30
ベルリオーズ 幻想交響曲 1960,2,26(L)
      (同日のラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ボレロ」併録)
ブルックナー7番以外は演奏:レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェンは3、4番は昔から定評あるところですが他もなかなか。
7番のみ録音が貧弱なのが残念ですが
「田園」が意外に優しく温もり溢れる演奏でびっくり!!

ブラームスは交響曲1番のみ古い録音ですがそれ以外は視聴に問題なく、
4番は特に名演ではないかと。
ピアノ協奏曲は西側に進出し始めた若きリヒテルの剛腕熱血のピアノに
冷徹なムラヴィンスキーの伴奏の対比が面白い。(^^
交響曲第2番とこのピアノ協奏曲は全く好みではないし、こういう曲では
ないはずなんだけど、それでも楽しめるのはクラシック音楽の面白いところ。

ムラヴィンスキーのブルックナー、まったくピンと来ないわけですが、
やっぱり色々やらかしています。(^^;
7番、レニングラードPO以外のオケというのがまず珍しいですが
1楽章冒頭はなかなか美しく「おやっ」と思わせるものの
徐々に聴き慣れないリズム、楽器のバランスが頻出して
どうやら相当楽譜をいじっているようで聴きどころも多いですが
かなり異様な演奏になっています。
これに比べると8番はまだ普通に近いブルックナーですが
それでもかなり違和感あり。
オケが手兵のレニングラードPO、しかもスタジオ録音の為なのか
普段以上に緊張感ある響きで金属的に響きブルックナーの大自然感はほぼ無し、
7番よりは良い演奏かもしれないけど7番よりも存在価値はないかも。。。。。

最後にドイツ物ではなくフランス物ですがこれまた珍しい
ムラヴィンスキーの幻想&ラヴェル。
幻想交響曲、とりあえず「夢、情熱」とか「野の風景」とか楽章の表題とは真逆の
怖い夢に出てきそうな鬼気迫る迫真の演奏。
なので「断頭台への行進」はなかなかの名演。
これもかなり異様な演奏の部類だと思いますがそんなに嫌いじゃないかも。
これでもう少し録音が良かったらより感動したんだろうけど。
それに比べるとラヴェルは生真面目過ぎてあまり面白くありませんね。

という事で久し振りにまとめて聴いたムラヴィンスキーのロシア物以外の音楽。
どれもこれも所謂西側の演奏とは全く違う趣の興味深いものばかりでした。
たまにはこういう正道系以外の音楽もいいね。(^^







↑この6枚組欲しいな。
持ってないのばっかり。(@@
ムラヴィンスキーのR・シュトラウスって??
ちょっと聴いてみたい!!

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newton

ムラヴィンスキーの幻想交響曲を聞いてみたくなりました。幻想が大好物なので・・・(笑)。

by newton (2018-12-20 17:21) 

haru

かなり特殊で「幻想」のファーストチョイスにはならないですが
一風変わった演奏で興味深い盤ではあります。
ただ録音はやや厳しいです。。。。。
by haru (2018-12-20 18:16)