SSブログ

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(のだめカンタービレ) [クラシック音楽]

先日の「英雄」に引き続き「のだめ」つながりで順番はめちゃくちゃですが今回は
ベートーヴェンの「春」を。
手元にそんなに持っているわけではないんですが、

クレーメル(ヴァイオリン)、アルゲリッチ(ピアノ)(1987)
オイストラフ(ヴァイオリン)、オボーリン(ピアノ)(1962)
カリーン・アダム(ヴァイオリン)、ドリス・アダム(ピアノ)(1992)
シュナイダーハン(ヴァイオリン)、ケンプ(ピアノ)(1952)

の4枚を今のところ所有しています。少なっ。
この中で昔から定評のあるらしいオイストラフ盤”以外”は肌に合います。

アルゲリッチ盤の新鮮で挑発的とも言えるフレッシュな演奏。
アダム姉妹盤(たまたま中古で安く見かけて買ったのだけれども)の
年不相応と思えるほどのしっかりとした、それでいて響きはやっぱり年相応の
若々しいいかにも「春」といった感じの演奏。
シュナイダーハン盤は彼のいささか細身で艶やかな、いかにも「ウィーンの響き」と
言った感じの美音(これがコンチェルトになると物足りなく感じるのですが・・・)と
若かりしケンプの張りがあるがっしりとした伴奏に支えられた名演。
どれもいいですねぇ。
この中では録音は古いけれどもシュナイダーハン盤が一番好きかな。

これらに比べオイストラフ盤は「春」よりも「ベートーヴェン」の方に思考が
向き”過ぎて”いるように感じ、あまりに野暮ったくスケールの大きい演奏は
「精神的に掘り下げた演奏」とか「巨匠の風格を感じる演奏」とか言われても
やっぱり曲のイメージに全くそぐわないんですよね。
フルトヴェングラーの「田園」を聴いてもこうは感じないのにどうしてでしょう?
やっぱり何か欠けているのかな?
昔から定評ある名盤に対して失礼な物言いですが(笑)。

しかし「のだめ」の峰と千秋の「春」、ロック・テイストで面白いですが、
それ以上にあの演奏を受け入れてくれる音大って・・・・・
なかなか良いかもしれない(笑)。

ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24 「春」

ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24 「春」

  • アーティスト: シュナイダーハン(ヴォルフガング),
    ケンプ(ヴィルヘルム), ベートーヴェン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1998/11/30
  • メディア: CD


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました